哀しくて切ないやさしさ月のよう

今夜も「一白水成」をちびちびと。
肉じゃがとハチミツ梅の卵焼きと一緒に。

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昨日は知人に、半分仕事である場所に連れていかれた。

中に一人だけ男性がいて、彼に私を会わせたかったのだと知人は言う。

紹介されて少し話したが、私はあまりその仕事に興味を持てなかった。


でも昨日の私の本当の役割はビジネスの話をすることではなく、彼が行うあるデモンストレーションのモデルをすることだった。

トータル15分程度のもので、つつがなく終了した。


今日知人に会った時、「彼のことどう思った?どんな人だと感じた?」と聞かれた。

―いい意味で、母子家庭で育った方なのかなと思った。

と答えると、彼女は驚愕して「なんでそんなことが解るの!?」と言う。


でも母子家庭で育った男性には、ある種独特の優しさがあると私は感じる。

優しさの中に切なさが混じっていて、そこに敏感に反応してしまう。

本人はそんなものを醸しているつもりはなく、むしろ明るく朗らかなことが多いのだが。

人生で最も大事な友人の一人である旧友もそうだ。

ちなみに切なさの出どころは「諦め」である場合が多い。これも良い意味での。


私自身は母子家庭ではなくほぼ父子家庭で育ったが、
男親―娘
女親―息子
と性別が逆なぶん、反って相容れやすい、共鳴しやすい何かがあるのかもしれない。


昨日会った男性とは家族の話など一切しなかったし、トータル30分も同じ空間にはいなかった。

でも言動の奥の隅のほうからにじみ出る優しさの中に、かすかな悲しさとか健気さが感じられて、私はなんだか泣きたくなった。

そういう人を見ると、三日間くらい心臓がキューっとなるのがつらい。



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